ウインドダイアリーは、逗子の海と、逗子WSFレーシングの近況を自由気ままにお伝えするページです。風の吹いた日、及び週末のスクール日を中心に日記を書き加え、更新します。

最新更新88日 前回更新6月4日

 

2ヶ月ぶりの更新です。当ホームページを開設から25年、これほど更新期間が開いたのは初めて。その主たる理由は「風が吹かない」から。この2ヶ月間で海に出たのはわずか4回。うちスラロームは1回で、プチウェイブが3回。

まったく吹かないわけじゃないんです。1日のうちのどこかで短時間吹くことはあります。でもそこを逃さないためには丸々1日、そこまででなくても半日を待たなきゃなりません。海に常駐するスクールのイントラならそれも可能だろうけど、時間的な余裕の少ない皆さんも含めて私も同様に、待ってダメだった時のことを考えると、なかなか「時間を待ち時間に費やせない」。昔話しをするならば、吹くときは1日吹いてて、その中の自分に都合の良い時間帯に出れば楽しめたけど、それはもうまったく通用しなくなってます。

今年の梅雨は湘南地方に限定するなら「空梅雨」と言えるでしょう。同じ神奈川県でも県央や、さらに同じ関東地方でも東京や埼玉までエリアを拡大するなら雷雨、災害をもたらすほどの豪雨もあったので必ずしもその表現は的確ではありませんが、少なくとも相模湾沿岸では、前線が日本海に入る「梅雨入り前のひと吹き」も、前線が日本海まで上がる「梅雨明け直後のひと吹き」も、まったく影無し。すなわち、いつもなら吹くのに今年はまったく吹かない。

ウェイブに限って言えば、昨年の晩秋も、今春も吹きませんでした。2ヶ月の更新期間の中で乗った3回のプチウェイブも、ガスティーで波は小さく、「波乗りが楽しめた」とは到底言えないチープなコンディション。台風のウネリが入って、風は弱いけど風向は良いという状況下で、絵に描いたようにレギュラーに崩れる大崎アウトの波に最後に乗れたのも、北東のクロスオフショアの風でリップから頭の上に飛沫がかかる恐怖と紙一重のデカいカブネの波も、最後に乗ったのはもう10年を過ぎ、それどころかこの時期なら週一で当たり前にあった裏大崎の波でさえ、その理想には今夏まだ一度も会えてません。まぁすべては「愚痴」なのですが、そんな待ち人来らずのイライラも超えて、すでに諦めモードが常識になってしまいました。

とは言え風は人知を超えるもの。こうなるだろうなんて人知の及ぶ小さな範囲での予想を覆すのは日常で、どうせ吹かないからと目を離したらその隙を狙って良い風と波を与えてくれることもあることでしょう。そろそろそんな期待を上回る、それこそ想定外のベストコンディションが訪れてくれないかなぁ。そうじゃないと、また次回まで更新が2ヶ月開いちゃうから。

7月7日(日)

七夕の神風です。昼から吹き上がった南風は、最近のガスティーが嘘のような安定風。吹いてた前日夜の名残りのウネリもあってスラロームで、アウトに向けてウネリを飛び越え、インに向けてウネリに乗せて、久しぶりにメンバーと気持ち良く迫力満点の練習ができました。こんな週末が続けば最高なんですけどねぇ、なかなかそうは上手く事が進みません。使用道具/パトリックSLALOM115&ロフトセイルSWITCHBLADE7.0。