ラフ癖

QMさんからの質問

当ホームページのアドバイスを参考にMANTA69を購入して本栖湖を楽しんでいます。板の購入に合わせてニールのRS SLALOM7.8を購入したのですが、走り出し時のラフ癖が強くて困っています。特にガスティーのアンダーブローでこの傾向が強いのですが、原因として何が考えられるでしょうか。

A原因として考えられるのは「ジョイントが後ろ過ぎ」「アウトが緩すぎ」「フィンが小さすぎ」です。

まずはジョイントを今より5センチ前にしてみましょう。それでラフ癖がおさまればジョイント位置が原因。そこから1センチずつ後ろに下げて試し(本栖湖ならば2〜3往復ごとに岸に戻っての調整も容易なはず)、ラフ癖が発現したらそこからは5ミリ間隔で微調整。ラフ癖が抑えられて、且つスピードが出しやすいポジションを探します。

それがダメならブームを伸ばしてアウトを今よりも5センチ引きましょう。「引き過ぎ」と思うほどまずはパンパンに引いてください。それでラフ癖が収まればアウトが原因とわかります。そこからは1センチずつ徐々に緩めて試しながらラフ癖が発現するところを探ります。時間をかけて色々と試すうちに、「この風速ではこのくらいのアウトがいい」というチューニングも身に付くでしょう。

それでもダメならフィンを大きくするしかありません。現在使用中のフィンサイズがわからないので具体的数値は言えませんが、もしフィンサイズが原因でラフするのなら、今よりも2サイズ(4センチ)大きくして良いかも。夏の本栖湖を考えるなら、いっそ6センチ大きいのも有りかも、です。海のようにオーバーの中で波に当たって大きく舞い上がるというような状況が無い本栖湖だからこそ、大胆に大きなフィンを使えるということです。

いずれにしても、大胆さを忘れずに。ジョイント位置を1センチ前にしても、アウトを1センチ引いてもダメ。呆れるほど大胆に試してみて初めて答えに辿り着けると思われるので、大胆さを忘れずに、楽しみながら試してみてください。