セイルのドラフトバランス

QS.Sさんからの質問

RRDの02年FIREBALL279とニール02年DIABLO7.9のセッティングが噛み合いません。ストラップはすべて最外、最後ろにセットしていますが、ジョイントをどこにセットしても前足がほとんど浮き上がった状態で後ろ足だけで乗っている感じです。セイルの風圧中心が体よりも相当後ろにあるような感じなのですが、どうすれば治るのかわかりません。

A通常、このような症状ではジョイントを前にして様子を見ます。が、質問者の場合、これはすでに試したようなので、やはりセイルの風圧中心が後ろにあることに原因が見受けられます。119リッターというボードボリュームと7.9というセイルサイズを考えれば、決してセイルが大きすぎるとも思えないので、セッティングでドラフトを前方に位置させることに問題解決の糸口がありそうです。

セイルのドラフトを前方に固定するには、ダウンを強めに引く必要があります。質問者がどの程度ダウンを引いているのかわかりませんが、試しにあと1〜1.5cmほど引いてみてください。これでセイルが軽くなり、ドラフトが少し前になって感じられたら成功です。もし何の変化も感じられなかったら、無理の無い範囲でさらに引いてみましょう。

同時にアウトを引くのも大切です。アウトは引けば引くほどバックハンドパワー(後ろの手にかかるパワー)が軽くなります。後ろ手にパワーがかかるほどドラフトが後ろに感じられるので、アウトを引くことでバックハンドパワーを軽くしてやれば、ドラフトが前になったのと同じ効果が期待できるのです。その際は、躊躇せずにガンガン引いてみましょう。アウトのチューニングでは、セイルが「平らすぎ?」と感じるほど引いてベストフィーリングが得られることもあるので、大胆に試してみましょう。