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Q:S.Bさんからの質問 ウェストハーネスが緩みにくい方法を教えてください。ダカインのネクサスを使っているのですが、使用中にバー部分が緩くなり、海上で締め直さなければなりません。 |
A:股下からベルトで留めるパンツハーネスではそうしたことはありませんが、ウェストハーネスでは、ベルトがしっかりと締まっていることが大切。最初に止める太いベルクロベルトと、バーに通る幅4〜5cmのベルトの両方がしっかりと締められていないと、セイリング中にズリ上がってしまいます。これは今更、説明することでもありませんね。 しかしここで問題。バーに通るベルトは、濡れると(素材的に)伸びるということ。乾燥しているときは固く縮んでいますが、濡れて引っ張ると、柔らかくなって伸びるものなのです。これはあまり知られていない事実かもしれません。 ですから装着時にベルトが乾燥していると、しっかり締めたつもりでも、海上で濡れてハーネスをかけているうちに伸びて緩んでしまいます。この伸び率は、新品のときよりも少し使いこんでからの方が差が大きくなります。かくいう私もそうした理由で、海上でハーネスを締め直すのは日常。ウェイブなど、多少ベルトが緩んでも大丈夫なときはそのままですが、ハーネスに頼ることの多いスラロームやフォーミュラでは、必ず海上で締め直します。もし海上で締め直すのが億劫な場合は、装着時にベルトを一度濡らしてから(意識的に伸ばしてから)締めれば問題解決するはずです。 |
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