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Q:C.Sさんからの質問 ボードのシーム部分がわずかに剥離して中から水が染み出てきてしまいました。どのような対処をすれば良いでしょうか? |
A:シームとは、ボードのレイル部にある、デッキ面とボトム面の繋ぎ目のことで、「たいやき」で言えば上下が合わさった「バリ」にあたる部分です。ほとんどのボードは、このバリを削り落としてツルツルに仕上げてありますが、特に安価なボードにはシームのあるものもあり、それらは重いけれども強度に優れるのが特徴だと言われています。 このシーム部分は、通常、多少隙間が開いても内部にパテなどが充填されているために浸水することが無いので安心です。が、質問者の場合、そこから水が染み出ているということなので、内部まで破損しているとみて間違いないでしょう。破損した原因はわかりませんが、いずれにしても早急にリペアする必要があります。そのまま乗り続けたとしたら、益々浸水して取り返しのつかない状況になってしまうので、修理が完了するまで絶対に水に浮かべてはいけません。 修理に関しては、まず水抜きが必要です。シームのわずかな隙間からの水抜きは不可能なので、浸水シーム箇所の付近を一度削り落として大きめの穴を開け、内部フォームを完全乾燥させた後にガラスクロスと樹脂で再形成しなければなりません。これらの作業は決して簡単ではないので、質問者がリペアに精通していないとしたならば専門家に修理してもらう必要があります。浸水が見られるので破損状況としてはかなりダメージがひどいと判断できるので、早急な対処が要求されていると考えてください。 尚、シームの破損原因としては、浜でジョイントをつけるときにボードのレイルを下にしたときに石などで破損した、またブームパンチなどの激しいショックを与えたことで、表面ではなくて繋ぎ目にプレッシャーがかかって破損した、などが考えられます。 |
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