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Q:H.Sさんからの質問 セバーンのFREEK(2017モデル)5.2に関して。ラフ長430センチで、指定マスト400センチにエクステンション30センチが推奨されているのですが、430センチのマストにエクステンション0センチで使用すると問題があるでしょうか。 |
A:フリースタイルセイルである「フリーク」は、質問にある2017年当時は400センチのマストを推奨していましたが、現在は430センチのマストが指定されています。最新のモデルが、形が見るからに大きく変化するフルモデルチェンジではなく、性能を煮詰めて進化するマイナーチェンジの線上にあることからも、当該セイルを430センチのマストで張ることに大きな問題は無いと断言できます。 ただし、430指定の現行モデルでも、あえて400のマストを使う人もいます。それはフリースタイルを追求する競技者たち。マストは短いほど「しなやか」なので、意図して指定よりも「しなやか」にすることで、強烈なパンピングによって初速を得て、それに繋がる爆発的なパフォーマンスをするため。さらに短いマストを使うことで、セイルを大きく振り回すようなトリック中にセイルの体感重量が軽く感じられるということも、その理由のひとつ。 対して430のマストを使った方が走りが安定するというのもあります。プレーニングで走り続けるような場面では、少し硬めの430の方がブローに対するセイルの型崩れを抑制してくれるので、走り続けやすいということです。 このように400を使うか、430を使うか、には違いがあります。まとめるならフリースタイル重視で使うなら400で、普段使いなら430の方が良い、となるでしょう。 質問者が自由意志でどちらのマストも選べるのであれば、前記した内容を参考にチョイスしてください。もしそうではなくて、手持ちが430しかなくて、でもセイルの指定が400だからと悩んでいるのだとしたら、それを使うことのデメリットはさほどないどころか、場面によっては利点さえあるのだから、気にせずに使って大丈夫です。 |