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Q:Y.Kさんからの質問 先日、スラロームボードの新品を購入しました。その際にフィンボックスの中が「カケている」ようで、少しヒビもありました。購入先に写真を送り確認したところ、製造過程のバリなので大丈夫と言われましたが心配です。念のためパテやシリコン等で水止めしておいた方が良いでしょうか。 |
A:明確な答えを出すには実際にその「モノ」を見てみないとわかりません。ただ常識的に考えるなら、今の板にそうしたトラブル(新品なのに割れている等)は聞いたことがありません。 フィンボックスは通常、ボックスの周りを硬質材で覆ったものを、完成したひとつのパーツとして板に埋め込まれています。それは板表面のようなツルツルなものでないこともあり、内部表面にヒビ割れ状のものが見えたり、カケたような症状が見られる時もあります。しかしその板がインターナショナル経路で販売されているメジャーメーカーのものであるなら、パーツそのものも、製造後の完成品も、相応に検品されているはずなので心配は無用に思われます。 とは言え気になるとどうにもならないのが常。そこで念のための確認として、洗剤を水に溶かしてボックス内に塗り、天気の良い日中にボックスを日光に当て、懸念箇所から洗剤の小さな泡が、蟹が「あぶく」を吹くように見えるかどうかチェックしてみたらどうでしょうか。もし懸念通りに製造上の問題があるなら、板内部から空気が出ることでそこに泡ができます。逆にヒビ割れのように見えてもそれがただの表面上のものである場合、泡は出ません。 さらにヒビ割れが裂けて見えるようなら、竹串のようなものを差し込んでみましょう。内部まで貫通した割れであれば、竹串の先が内部発泡スチロールまで数センチも貫通してしまうことでしょう。 もし内部空気の泡も出ず、もちろん竹串も刺さるわけも無い状況であるなら、それは単なる見た目のことなので、パテもシリコンも必要無いと思います。 そうした確認をした上で懸念が解消されないとしたら、購入先ではなくメーカー(国内輸入元)に直接クレーム対象として相談するのが良いと思います。万にひとつそうしたクレーム板も有り得るでしょうから、そうした事実が確認されるなら、交換等のクレーム対象になるはず。いずれにしても新品で購入し、未使用なのに壊れているとなれば、ご自分でパテやシリコンで補強するなどせずに、クレーム品として納得できる新品に交換してもらうべき案件だと思います。 |