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Q:Tさんからの質問 ブーム高さについて。顎あたりの高さでセットしていたのですが、ハーネスがズリ上がりやすく、そのため3センチほど低くしたところズリ上がりは解消しました。でも自分なりに疑問。相変わらず苦手な上りを上達するには低すぎる気がするし、速く走るにはやはり低すぎる気がします。レーサーほど速く走る必要もないだろうフリーラーダーなので低くても良いものなのか、やはり上達のためには多少無理をしてでも高くすべきか悩んでいます。 |
A:顎の高さよりも3センチ低くというのは相当に低すぎると思います。アフターレイキが不十分な場合、どうしても低くしたくなるものですが、理想としてはやや高めで十分にアフターレイキ=十分にセイルを引き込んでセイリングしたいところ。悩ましいところではありますが、やはりそこは理想を追い求めると言う意味でも、少し高めで練習したいところです。
アフターレイキが苦手な人のひとつのチューニングとして、「立ち位置とジョイントが近い」というのがあります。すなわちジョイントが後ろすぎ。そこで改善策のひとつとしてジョイントを意図的に少し前にセットしてみてはどうでしょうか。そのセット位置は今よりも1.5センチ前。 ジョイントを前にするとその分だけ自然とアフターレイキが促進されます。そしてアフターレイキが強まるほど、プレーニング時にはブームが低く感じるようになります。その公式を利用してブーム高さを元の高さ(3センチプラス)にしてみましょう。これでバランスが成り立つ可能性があります。 必ずしもブームは高めが良いというわけではありませんが(人それぞれ)、一般論として言うなら、ブームは高めの方が(限度がありますが)セイルを引き込みやすく、板を抑えやすいなどの特典が得られるだろうところ。まずはその特典を得るべく、ジョイントを前に試してみてください。そうして今よりもアフターレイキを強めに乗ることができるようになれば、ハーネスのズリ上がりもそれなりに解消できそうな気がします。 |