プーリーアウトにウェイブブームエンドのセッティング

QS.Mさんからの質問

マウイセイルのタイタンのアウトホールの留め方について。ニールのX3ブームを使っているのですが、アウトホールの留め方がよくわかりません。

Aタイタンのアウトホールは、穴が開いたグロメット方式ではなく、クリューの左右面に滑車のついたプーリー方式。対するウェイブエンドタイプのX3のブームエンドは、グロメット方式には適応十分ですが、プーリー方式には合わせ方の難しいタイプ。普通の通し方では、どこかでシートが交差してギリギリまで引き切れなかったりすることでしょう。

そのセッティング方法は幾つかあると思いますが、個人的に「自分だったらこうセッティングするかな?」というのをここでは紹介しておきます。まずはお試しになって、試しているうちにもっと良い方法を思いつくかもしれないので、あくまでひとつの参考としてご参照ください。

ブームエンドはたぶんこのタイプ(写真ではパーツだけ写しています)。向かって左下に最後の留め部であるクリート、その横に「引っ掛ける」溝、上部には2つの穴があるタイプ。まずはシートにごく小さな「もやい結び」を作ります。

次に下の写真のように右下の「引っかけ」に「もやいを引っ掛け」ます。「だんご結び」でも引っかかってくれそうですが、アウトへの力のかかり具合によっては外れてしまいそうにも思うので、もやいというワッカを引っ掛けるのが良さそうに思いました。ここはとにかく、シートのスタート地点が外れずにいてくれれば良いので、固結びで締め付けて止めてしまうという手も有りでしょう。

そこから先は下の2枚の写真のように通します。このときのポイントは上の穴二つの通し方。エンドの後ろを回り込むように通すことで、右のプーリーから左のプーリーへとシートが交差することなく通せると思います。写真を参考に試してみてください。