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Q:J.Sさんからの質問 平水面では多少オーバーでも乗れるのですが、ウネリのある海面ではたちまち乗れなくなってしまいます。過去歴を参考に注意して乗っているのですが、特に前足を入れる段階くらいで、ウネリによってセイル共々バランスを崩してしまいます。ちなみにゲレンデはほぼ真横からのウネリ方向。使用道具は107リッターのフリースタイルと5.3です。 |
A:真横からウネリを受けるというのは、オンショアということでしょうか。だとしたら、プレーニングに入るのは最も難しい条件にあります。ウネリを正面から受けられるなら、ウネリを受けた際にボードは上下動するだけですが、横からウネリを受ける場合はノーズが「横払い」されます。するとボードが強制的且つ急激にベアさせられなどコントロールできなくなり、これが難しさを助長するからです。 こうした難しいコンディションをクリアするには、まず前足をストラップに早々に入れてしまうこと、そして横ウネリを越えるための加速をウネリとウネリの合間で行うこと、が重要になるでしょう。 もし半プレーニングに入ってから前足を入れているとしたら、それでは遅すぎ。使用ボードがフリースタイルなので、立ち位置とストラップは他ボード(フリーライドなど)より近く、前足をストラップに入れるのは簡単なはず。その特性を生かして、躊躇せず前足をストラップに入れてしまいましょう。加速はそれから。横ウネリを受ける時に、前足がストラップに入っているのといないのとではクリア度に大きく違いがあるからです。 また、特にオーバー時は、前足がストラップに入らないまま完プレしてしまうのはいけません。突っ走りはじめてから前足を入れるのはとても厄介で、あたふたしているうちにノーズが跳ね上がって沈してしまうからです。 加速前、遅くも半プレくらいで前足がストラップに入ったら、そこから先は、無理に上らせてウネリを越えようとせず、アビームでウネリと平行に走って加速させます。ウネリの大きさにもよりますが、加速していないとウネリを越えるエネルギーが得られない場合があるからです。 こうしてプレーニングに入れたなら、そのあとは過去歴のオーバーセイル乗りこなしや、オーバー&ウネリテクが参考になるでしょう。 |
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