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Q:H.Sさんからの質問 大きなボードでのジャイブは成功するのですが、小さいボードだとステップのときの足位置がズレているのか、いつも沈してしまいます。どういう練習をすれば良いでしょうか? |
A:大きなボードがどういうボードで、小さなボードがどういうボードなのか、また沈が内側に倒れるのか外側に倒れるのか、ケースバイケースで失敗の理由は多数あるので一概に説明できないので、ここでは最も良くあるパターンについて解説しておきましょう。イメージしながら解説を読んでみてください。 まずはジャイブのアプローチ。後ろ足をストラップから抜いて向こう側のレイルに置く動き。レイルジャイブをドライブさせるためには、後ろ足のつま先が向こう側のレイルの上部に「引っかかる」くらいしっかりと向こう側にステップすることが大切なのは言うまでもありませんが、その位置は、ボードの横幅によって変わります。たとえば超ワイドなフォーミュラではすごく向こう側に後ろ足を置かなければならないし、ウェイブボードならすぐ近くに後ろ足を移動させるだけで済みます。それほど後ろ足の置き位置には違いがあるので、ボードの大きさに合わせた位置に正しく後ろ足をステップさせる意識を持つ必要があります。 次に、前足をストラップから抜いて、捻るようにして前足ストラップのすぐ後ろにステップするわけですが、このときターンをスムーズにするためにはボードの真ん中に足を置いてはいけません。踵にプレッシャーをかけることでボードの傾きが継続できるように、中心線よりも少しインレイル(ターンの内側になっているレイル)に近くステップする必要があります。この位置がいい加減で、たとえばボードの真ん中に置いてしまったりすると、ワイドボードではどうにかリカバリーできたとしても、ボードが小さい場合はボードの傾き元に戻ってしまうために、ランニングで突っ走る、途中までターンしたのにまた元の向きに戻ろうとする、などの現象に見まわれます。 最後にそれまでの後ろ足を前にステップするわけですが、このステップはジョイントのすぐ後ろに足を置くくらいしっかりと歩幅を広げなければなりません。ボードサイズが大きいとステップが小さくても(歩幅が小さくても)どうにかジャイブは完成できますが、小さいボードではアッという間にラフしてしまうし、歩幅が小さいことで重心が高くバランスも取りにくいので沈しやすくなります。 これら3つのポイントはどれもボードサイズに関係ないジャイブの基本です。しかしこれらの基本がしっかりと出来ていれば、どんなボードに乗ってもジャイブは成功するはずなので、質問者の悩みの原因は、基本がまだ身に付いていないせいだと言えるのではないでしょうか。と言うことはその練習方法は、ボードサイズにかかわらず、基本を身につけること、と言えるでしょう。 |
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