大崎ウェイブ攻略法(改訂版)


大崎グーフィー攻略法

夏場の東〜南風時がベスト。風が東にシフトするほどポートサイドの完璧なサイドショア。南の場合、沖合はクロスオンショアになるが、インサイドは大崎先端で風がシフトするためサイドショアに近い。

黄色部分が大崎グーフィーポイント。イラスト上の窪んだ底辺は小坪漁港。大崎から小坪漁港側に入り込むと風上側に大崎の断崖を抱えるので風が遮られるイメージがあるが、実際はかなりのインサイドまで圧縮された風が通っている。

アプローチは、大崎の岬の小坪寄りの先端に向けて、クローズ気味に(波に対してバックサイドで)引っ張って(a)、波が盛り上がり始めたらバックサイドで波が育つのを待つ(b)。ここでバックサイドに引っ張りすぎると大崎の先端の浅瀬に行き当たってライドが終了してしまうので注意。多くの大崎ビギナーがそうしてライドを楽しめずにいる。

フェイスが立つと一気にブレイクし始めるので、ボトムターンは少し早めのリズムで。これは大崎を攻めるときの鉄則。タイミングが遅れると十中八九巻かれる。そうしてタイミング良くフロントにノーズを振っていると、ちょうど大崎の先端の横に出る(c)。ここは非常に浅く、また風が途切れて弱いところなので、フロントにノーズを逃がしながらあまり岬に近づきすぎないように注意(もちろん風が通っているときはガンガンにフロントを攻める)。

そこを抜けると再びブローが通るので(d)ライド後半の開始。そして最後に、波が右と左から寄ってきて両方がぶつかって一気に盛り上がってブレイクするポイント(e)に一発当ててライド終了。台風のウネリの場合、ウネリの向きによってはここでもさらに波がグーフィーに崩れ続けるので、さらに幾度かボトムターンを継続できる場合もある。

その後、波がなくなるので、そこでジャイブして(f)アウトに。このポイントを楽しむには、小坪の中めがけて思い切って突っ込んでいくこと。大崎の先端で一度風が弱くなるのでたいていはそれ以上湾の中に突っ込むと大変!と思いがちだが、湾の中は風が圧縮されていて再び十分な風を受けることができる。またインサイドまで侵入しておけば、アウトに向かうのにジャイブするのもブレイクが無いのでラク。

もしマストブレイクなどのトラブルがあったら、大崎沿い(図の左側添い)に泳いで小坪の奥の小さなビーチを目指す。また時期によっては小さな定置網が複数打たれるので(イラスト内点線部)、赤い旗を目印に網にハマらないように注意。