A：中風から台風までというのはちょっと範囲が広すぎて難しいかもしれません。一般的に考えるなら、中風用と台風超強風用の2本は最低限必要。もしかしたら中風用と強風用、そして台風超強風用の3本になるかもしれません。

台風がどのくらいの風速なのかは想像に容易いですが、体重38キロの人にとっての中風が風速にするとどのくらいなのか？倍の体重に近い立場としては想像するしかありませんが、たぶん6〜7m/sといったところでしょうか。とするなら、また、どうにか1本の板ですべてをカバーしたいとするなら、という前提で考えてみましょう。

周りを見回して小柄な女性を見てみると、例えば私が7.8と115リッターの板でプレーニングできない中を、6.0台と90リッター台の板でプレーニングできます。質問は板に関してなので、板に注目してそのボリューム差を見てみるとおおよそ20リッターの差。また、台風を考えると私は80リッター弱のウェイブボードを使います。それを前出の公式に当てはめるなら（20リッターの差なので）60リッターになります。さすがに60リッターは小さすぎだろうとも思えるので、ここはひとまず60リッター台（60リッター以上70リッター未満）と考えることにしましょう。

では、6m/sの風で70リッター未満の板が乗れるかと言えば、いかに軽量級とは言えちょっと難しそうに思えます。どう低く見積もっても85リッターくらいはあった方が良さそうです。

そのボリュームになるとおおよそ選べる板は限られてきます。その中で注目すべきはフリースタイルウェイブかフリーウェイブ。どちらもウェイブという名が入っているので「波に乗らないと性能発揮できない？」と思われがちですが、平水面の走りも十分に楽しめるから安心。平水面をプレーニングする性能と、波に乗ってターンする性能が両立されているので、質問者の求める「ジャイブしやすいボード」にも合致するでしょう。

まとめれば、イチ押しは85リッター（〜90リッター）くらいのフリースタイルウェイブかフリーウェイブ。ただしそれだと台風では板が大きすぎるでしょうから、その場合はセイルサイズをどんどん小さくして対処する。すなわち「板は大きめだけどセイルが超小さいからどうにか乗りこなせる」というところを目指す、ということです。

質問者のレベルがわからないのでこのような回答になってしまいましたが、もしもっと具体的に、どの程度のレベルなのか、乗りこなしたいゲレンデ状況はどのようか、などをお知らせ頂いたら、さらに詳しく回答できるかもしれません。