A：残念ながら当該セイルを使ったことが無いのでメーカーに問い合わせてみました。まず、どちらのマストも適応するとのこと。また、一般的にはRDM6が選ばれることが多い=良いだろう、とのことでした。ただし使用者の体重や使用状況など「好み」によるところも大きいとの回答でした。

（質問内には記載ありませんでしたが）どんな板を使っているかによって状況が変わる可能性があるでしょう。ハンドリングなど総合的にはRDMですが、カーボン含有率が60％のものであるところが少し引っかかって感じます。理由は、もし使用ボードが走り系であった場合、さらには使用状況が波の無い湖限定であることを考え合わせると、レスポンス性能含めてSC-8の方がそれら状況には適していると思えるからです。ウネリのある海と比較してハンドリングに優しい湖では、海で必要とされるほどのハンドリング性能は必要無く、その代わりに平水面だからこその「得たい」性能があります。それはスピード性能。もし使用ボードが走り系であるなら、それはさらに必要十分な性能であるはずで、ならばSC-8の方が適任だろう、ということです。

そもそもRDMの場合、多くは430までしか所有していないことが常で、質問者が460cmのRDMを持っていることそれだけで大きな利点となっています。とは言え、もし今後さらに大きなサイズのセイルが視野にあるとしたら、さすがにそれはRDMでは対処難しいので（シマーの場合）、とするならSDMであるSC-8の価値は高まります。

これらを総合して考えるなら、使用ボードがフリーライド等である場合の一般常識論としてはRDM6。使用ボードが走り系でより軽快なスピードを求めたいなら、また今後さらに大きなサイズのセイル購入も有り得るならSC-8。ただし現在両方のマストを所有しているのですから、購入予定のAPEX6.7をどんな状況でも使いこなすということからも、また今後さらなるセイル購入があったとした場合の将来を見据えても、両マストを手元にキープしておいて損は無さそうに思えます。