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Q:J.Sさんからの質問 セイルサイズに関して。同じカテゴリー、同じサイズでも、メーカーによってラフ長xブーム長が様々で、必ずしもその「積」が同じではないように思えます。全体のフォルムの違いなどはあるのでしょうが、それぞれのメーカーの計測基準が違ったりするのでしょうか。 |
A:マニアックな質問ですね。正直、今までそんなことは考えたことがありませんでした。 例えば私がスクールセイルを作る時は、超原始的方法で、最初は大きな三角形で、その余りのエリアを小さな三角形で、さらに余りをより小さな三角形で面積を計算し、その総数を出すという具合でサイズを計算します。しかし今の時代、そんな前時代的な計算をするメーカーは無いでしょう。 ここからは想像を加えての話ですが、今のセイルデザインの多くはパソコンの画面上で行えます。過去のデータが入力されたものを画面上で修正等できるわけです。と言うことは、デザインされたセイルのサイズもまたパソコン上で行えると考えるのが自然でしょう。そう考えると、エリアの計算はソフトによほどのバグでも無い限りは、おおよそ正確だと判断できます。 例えば正確なセイルサイズが6.96m2だったとき、たぶんそれは7.0と表記されることでしょう。それが6.91なら6.9になると思われます。0.01m2の違いは10cm x10cmでしかないので、その程度は誤差の範囲内と判断されたとしても不思議ではありません。 と、このようなことを考えていたら逆説的な考えに及びました。「同じカテゴリーで同じセイルサイズでも形が大きく違うものがある」ということは、「同じカテゴリーの同じサイズでも性格が違うセイルがいっぱいある」ということ。それは、選択するには難しいとも言えますが、逆に「多くの性格違いのセイルの中から『この1枚』を選ぶ楽しみもある」と言い換えることができます。そう考えた方が楽しく思えます。 |
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