A：フツラとカーブを最新モデルで比較するならば、走りの良さ（プレーニングスピード性能）をアピールしてモデルチェンジしたカーブの方がやや上級者指向と言えるでしょう。使用セイルのカテゴリーを考えると走りの良さは魅力に思えますが（走り系のセイルには走り系の板がベストマッチという意味で）、まだジャイブができないとのことなので、ジャイブの完成というステップアップも考慮すれば、イージーな要素を多く持つフツラの方が良さそうに思います。

旧式の現使用ボードは細身のためバランスが相当に難しいと想像できます。それに8.3を載せて乗れているようなので、どちらの板を選択してもそのバランスの良さに驚くことさえあれ、乗りにくさや機動力に関しての不満を感じることは無いと思います。そう考えると手持ち板と同じボリュームの選択でも十分に乗りこなせると思いますが、使用メインセイルが8.3であることを考えると、また体重も考慮すると130リッターの方が無難に思います。

ただし6.0や5.3まで考えると選択が難しくなります。それらのセイルサイズを使うようなコンディションでは、言うまでも無く板は小さい方が操作性が高く、大きいほど板が暴れやすくなるからです。そこで考えるべきは、メインとなるセイルが8.3であるのか、6.0もしくは5.3であるのか、ということ。8.3はラージサイズ、6.0や5.3はスモールサイズで、セイルサイズとしては大小両極端にあると言えます。その両極端を1本の板ですべて満たすのは難しい話なので、どちらのサイズをターゲットにするかが大切になるわけです。この要素を考えた場合、8.3メインで6.0と5.3はサブという位置づけなら130リッター、どれも甲乙付け難しならば使用想定風域が広がる120リッターの選択が良いでしょう。