A：ニールのブームはサイズによってブームカーブもエンドの広さも異なり、長いほどカーブもエンドも広めで、短いほど狭めです。

スラロームセイルとブームの相性において重要視されることのひとつに、「ドラフトカーブがパイプに接してしまい、セイルフォイルがブームを境に上下で分断されてしまう」というのがあります。これはセイルドラフトカーブに対して細めのブーム（カーブ＆エンド幅）を使ったときに起きる現象です。

160ベースはスモールサイズのノーカムセイルやウェイブ＆フリースタイル系のセイルカーブも睨んで作られているため、これにレース系セイルの7.0を組み合わせた場合、この接触事故が起こります。なので、RS SLALOM7.0の性能を如何無く発揮させたいなら、180ベースを強くお勧めします。

ちなみに当該セイルを使う人たちには（上記したブームカーブとエンドの広さを理由に）、7.8＆8.6なら200ベース、7.0＆7.8なら180ベースを選択という指針があります。これに添ってのブームサイズ選択がベストでしょう。